記憶をつなぐ Vol.10(人間爆弾「桜花」の噴射管)

収集資料や今に残る戦争遺構にまつわる「記憶」を紹介します。 

人間爆弾「桜花」の噴射管
「桜花(おうか)」は、1.2tの爆弾に操縦席と木製の翼をつけ、人間が操縦して敵の艦船に体当たりする特攻兵器です。機体の長さは約6m、プロペラもタイヤもなく、一式陸上攻撃機に吊るされ、上空で切り離されたあと3本の噴射管によるロケット噴射だけで突入していきました。機体や攻撃の様子から「人間爆弾」とも呼ばれています。
桜花 噴射管①
桜花 噴射管②