宇佐海軍航空隊関係 津島屋本家「総督」酒蔵跡
宇佐海軍航空隊関係 津島屋本家「総督」酒蔵跡 (うさかいぐんこうくうたいかんけい つしまや「そうとく」さかぐらあと)
「津島屋本家」は江戸時代中期からの酒造蔵だった今戸家の屋号で、この周辺に家屋や醸造場、酒蔵などが並んでいました。(「総督」とは、この酒蔵で作られた日本酒の銘柄です。) 昭和20年(1945)年4月21日、アメリカ軍の爆撃機「B29」による初空襲で爆弾が命中し、壊滅的な被害を受けましたが、酒蔵の柱と屋根部分のみが奇跡的に残りました。安全上の観点から建物は解体され、現在の姿となっていますが、保存されている屋根の一部分には爆弾痕など空襲の傷が残っています。 地下には高級な日本酒の貯蔵庫が設けられていましたが、太平洋戦争末期には、航空隊の写真材料などが収納されていたといわれています。