記憶をつなぐ Vol.56(除隊記念盃)
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収集資料や今に残る戦争遺構にまつわる「記憶」を紹介します。
除隊記念盃
戦前期、徴兵による兵役を無事に終えて除隊するときに、記念として盃を作って知人たちに配る習慣がありました。デザインも多彩ですが、部隊名や配った人の名前が入っていることもあり、絵柄には桜の花や日の丸が描かれたものが多いようです。この盃の見込み(内側)に「歩四七」とあるので、大分にあった歩兵四七連隊の除隊記念に作られたものと思われます。