記憶をつなぐ Vol.54(杉乃井旅館の芳名録)

収集資料や今に残る戦争遺構にまつわる「記憶」を紹介します。

杉乃井旅館の芳名録
海軍の保養地でもあった別府の杉乃井旅館を利用した海軍士官の名前が記された芳名録で、6冊遺されています。なかには第10期飛行予備学生で第一八幡(はちまん)護(ご)皇隊(おうたい)艦上攻撃機隊隊員として4月6日に出撃し特攻戦死した藤井眞(ま)治(はる)大尉、連合艦隊司令長官や最後の軍令部総長を務めた豊田(とよた)副武(そえむ)大将(杵築出身)の書などが含まれています。