保存整備工事の完了について(エンジン調整場)
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本市では、平成27年度に策定した第2次宇佐海軍航空隊跡保存整備計画書に沿って、戦争遺構群の保存整備を計画的に進めています。
令和2年度において、発動機試運転場(エンジン調整場)の保存整備が完了しました。
発動機試運転場(エンジン調整場)
軍用機の整備が済んだ発動機(エンジン)の試運転や調整を行った一階建ての建物で、昭和14年ころに建てられたと思われます。 米軍のガンカメラにより撮影されたフィルムでも確認でき、この建物にも機銃掃射の痕が残っています。
内部には、エンジンを置いたと思われるコンクリート製の台が4基あり、天井にはエンジンをつるして移動に使用したと思われるレール跡が残っています。中二階には試運転時の目視やエンジンの点検簿を記録する際に使用していたと思われる小部屋が2つ残されています。
建物の南側の外壁には△印の描かれており、○印が描かれた建物に次いで重要な建物であったと考えられます。