記憶をつなぐ Vol.15(中根久喜中尉遺品箱)
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収集資料や今に残る戦争遺構にまつわる「記憶」を紹介します。
中根久喜中尉遺品箱
特攻隊員が出撃前に遺品を箱にまとめ、戦死後に家族のもとに送るよう残った隊員へ託すことがありました。これは昭和20年4月14日、神(じん)雷(らい)部隊の第六建武隊隊長として爆弾を装備した零戦で特攻出撃した中根(なかね)久喜(ひさよし)中尉の白木の遺品箱です。中根中尉は約一か月間宇佐に滞在したのち、鹿児島県鹿屋基地から出撃しています。