記憶をつなぐ Vol.18(竹で作られた校章)

収集資料や今に残る戦争遺構にまつわる「記憶」を紹介します。 

竹で作られた校章
旧制中津中学校の制帽につけられていた校章です。昭和12(1937)年に日中戦争がはじまると、国家総動員法などによる戦時統制が行われました。戦争末期には食料や物資が不足し、様々な代用品が使われるようになりました。金属類は軍需産業が優先されたため、もともと真鍮(しんちゅう)などの金属製であった校章も竹製の代用品となっています。