保存整備工事の完了について(城井1号掩体壕)
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本市では、平成27年度に策定した第2次宇佐海軍航空隊跡保存整備計画書に沿って、戦争遺構群の保存整備を計画的に進めています。
城井1号掩体壕
令和元年度において、城井1号掩体壕の防水工事を行いました。
工事に際して掩体壕の表土を取り除く必要があったため、工事にあわせて発掘調査を実施しました。
発掘調査中の掩体壕
トレンチと呼ばれる溝状の溝状の調査区を2か所(南北トレンチ、西トレンチ)設定し、調査を実施しました。
表土の中からは、当時のものと思われる釘や、型枠を組む際に使用されたものと考えられる鎹(※1)が発見されました。
※1 鎹(かすがい)・・・2枚の板をつなぐための金具
表土撤去後の掩体壕
防水工事にあたり、表土が撤去された掩体壕の外面からは、建設中についたと思われる手の跡や足跡が発見されました。
70年数年ぶりに築造当時の状態となった掩体壕の姿を多くの方々にご覧いただくため、期間限定で一般公開を行いました。