記憶をつなぐ Vol.60(大日本帝国政府紙幣 五十銭信号拳銃)
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収集資料や今に残る戦争遺構にまつわる「記憶」を紹介します。
大日本帝国政府紙幣 五十銭
昭和18年に政府が発行した五十銭紙幣で、表には靖国神社の鳥居が描かれています。戦前の日本では銀行券(紙幣)の発券は日本銀行が行い、銭や厘を単位とする補助貨幣や硬貨は造幣局が製造していました。太平洋戦争がはじまると硬貨の材料である銅・ニッケルなどの金属が不足し、硬貨の発行が困難となり、補助貨幣が政府紙幣として発行されました。