記憶をつなぐ Vol.53(宇佐空で使用された椅子)

収集資料や今に残る戦争遺構にまつわる「記憶」を紹介します。

宇佐空で使用された椅子
背面に「九六爆」「宇佐空指」の文字がある椅子です。「九六爆」とは「九六式艦上爆撃機」のことで、昭和11(1936)年に海軍に制式採用されました。この機は主翼が二枚の複葉爆撃機で、宇佐空の主力機の一つでした。宇佐空には艦爆隊と艦攻隊がいましたが、艦爆隊の指揮所で使用されたものと思われます。
椅子(横面)
椅子(背面)